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2006年3月23日 (木)

『オシムの言葉』

必読書と言っても良い書籍。それが、『オシムの言葉-フィールドの向こうに人生が見える』(集英社インターナショナル刊)です。現在、幸運にもジェフ千葉の監督を務めるイビツァ・オシム・元旧ユーゴスラヴィア代表監督は、ユーモア、ウィット、そしてアフォリズムを駆使しながら、確かなものを表現する数々の金言が「オシム語録」の名を冠せられています。本書では、旧ユーゴスラヴィアのサッカー事情を追い続けた木村元彦氏が、そのオシム監督の発する言葉とその背景にあるものに迫った好著です。

ユーゴスラヴィア紛争の悲劇、エスノセントリズム渦巻く旧ユーゴで彼が見た悲愴が、深い言辞となって今、オシム語録として語られていることに襟を正さずにはいられない思いがします。「フィールドの向こうに人生が見える」と言う副題は決して、大袈裟なものではないのです。勿論、ジェフでの彼のコーチング振りに関する記述にも注目です。

言葉を的確に、しかもある種のユーモアを湛えながら比喩も含めて表現できると言うことは、コトの本質を的確に把握しているからこそできる業に他なりません。得がたい指導者を得たオシム・チルドレンの今後の成長にも期待を持って見守りたいと思っています。

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コメント

ちわっす!ごぶさたしてますた!
読みましたか、オシムの言葉
木村元彦さんには、ピクシー関連の2冊でもお世話になったけど
これでユーゴ3部作完結といったカンジかも
この本、ほんとにすばらしかった
ユーゴでのルポも毎度のがんばりに頭が下がるけど、
佐藤勇人の生まれ変わるエピソードに思わずふるえがきました
激動の半生を過ごしてきたオシムの、すばらしいひととの接し方
ほんとうに尊敬に値する人物です

投稿: AMNESIac7 | 2006年3月23日 (木) 21時49分

あむさん、お久しぶりです!
あむさんのブログ、そろそろ画像容量制限とかきつくなってきたでしょ(笑)。楽しみに読んでますよ。

それにしても、オシムは凄いですね。ユーゴをめぐる悲劇は木村さんの独壇場状態だけど、この監督は他に比較できる人がいないくらいの存在で・・・勇人のエピソードも良かったですね。素晴らしいの一言です。

T.D.

投稿: tropical_dandy | 2006年3月23日 (木) 22時11分

はじめまして。
私のブログへのTBありがとうございました。
『オシムの言葉』
‘サッカー’との関連付けなしでも
広く読まれてほしい本ですよね。

投稿: J.D. | 2006年3月23日 (木) 23時24分

♪Ю-(゚ー゚*)オジャマシマース

ウチのブログへのTBありがとうございました(o*。_。)oペコッ

いい本ですし多くの人に読んでもらいたいですね♪

投稿: りょー | 2006年3月23日 (木) 23時31分

TBありがとうございました。
ジェフが今ひとつ調子に乗れないのが気になります^^;

投稿: ti14 | 2006年3月24日 (金) 11時51分

トラックバックありがとうございました。
サッカーに興味がない人にも読んでほしいですよね。

投稿: msa-004k | 2006年3月24日 (金) 17時20分

はじめまして♪
この本はオシムの素晴らしさだけに留まらず、いろんなことを考えさせられるいい本ですね。

投稿: ガッちゃん | 2006年3月24日 (金) 18時02分

こんにちは♪先日は、TB有難うございました!「オシムの言葉」私も読み、本当にオシム監督ってすごい人だなと思いました。自分は浦和レッズが好きなので、他のチーム監督の本を読むのはどうかと思っていた自分が恥ずかしくなりましたよ(笑)この本に出会ってよかった、そして多くの人に読んでもらいたいと心から思います。

投稿: arieru | 2006年3月24日 (金) 18時09分

J.D.さん、りょーさん、ti14さん、msa-004kさん、
ガッちゃんさん、arieruさん、

コメントどうも有難うございました。(レスポンス遅れて申し訳ありません。)確かに、皆さん言われるとおり、サッカー関係者以外にも読まれるべき本だと思います。私もジェフから目が離せなくなりました・・・。

T.D.

投稿: tropical_dandy | 2006年4月 1日 (土) 06時36分

はじめまして。トラックバックありがとうございました。

オシムが語る言葉はユーモアの中に含蓄のあるものであり,多くの人々に読んでほしいと思っています。

投稿: なおなお | 2006年4月 8日 (土) 22時11分

なおなおさん、コメント有難うございます。
確かに深い含意に富んだ言葉をつむぐことのできる人ですね。
私としても、多くの人に読んでもらえることを希望している一冊です。

T.D.

投稿: tropical_dandy | 2006年4月 9日 (日) 11時32分

初めまして! トラックバックありがとうございました。

皆さんが仰っているとおり、この本はサッカーファンのみならず多くの人に読んでもらいたいと思いました。

オシムの人格的な素晴らしさの所以を知るとともに、旧ユーゴスラビアで何があったのかを知る上でも貴重な本だったと思います。

投稿: 悠姫 | 2006年4月11日 (火) 16時29分

悠姫さん、そうですね、旧ユーゴ情勢に関しても、木村元彦氏の書籍は安心してお勧めできると思います。

T.D.

投稿: tropical_dandy | 2006年4月11日 (火) 16時48分

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