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2006年2月14日 (火)

そうだ、奈良へ、行こう。

和辻哲郎『古寺巡礼』、これは、新しい本です。何が新しいといって、倫理学徒であって近代人の和辻が奈良の古寺仏を現在進行形で記述する、その方法が、です。

奈良は、単なる「古都」という名の歴史的文物としてだけ存在するのではなく、事実、何度も焼乱を経て再興されていて、和辻は、そうした奈良を「発見」していきます。

発見者は、どこか美しい。 『風土』でモンスーンと日本的心性を、『鎖国』では鎖国にスポットを、商人としての日本人を発見したのも和辻でした。私も、常に発見者でありたいと、思わされる一冊です。

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受信: 2006年2月19日 (日) 13時33分

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