渡邊恒雄氏を考える
ナベツネと言えば読売、読売と言えばナベツネ、と言う不即不離な関係を築いている渡邊恒雄氏についてです。恐らく、幻の星野監督騒動は渡邊氏が仕掛けたに違いないと誰もが思っていて、それは多分当たりだと思われるところに、渡邊氏の存在感まだ健在であることを感じます。プロ野球の発展にとって良きことか否かは全く別の話なのですが。![]()
この渡邊氏、全国最大販売部数を誇る読売新聞の首脳となってから30年、何ら社内の権力闘争といいますか、クーデターらしきものを起こされずに君臨している点、まさに権力者としての存在の大きさを感じさせます。勿論、彼が叩かれるのは言論人として、と言うよりは読売巨人軍のオーナー(現在は会長)としての言動の一々がプロ野球ファンの癇に障るからに他ならないのですが、言論人としても中曽根康弘氏と確固たる盟友関係を構築して、いち早く改憲論議を展開するなど、こちらも一部で多大な反感も買っているようです。
プロ野球再編騒動では、当初は貶していたオリックス・宮内氏といきなり野合していたりと、散々な評価でした。更に「たかが選手が」発言は致命傷に。NPB1リーグ化は、頓挫しました。ただ、どうもプロ野球の現状を見るに、何らかの形で(つまり「巨人戦放映権」に依存することなしに)分相応に地域密着しつつ縮小均衡の路を探る他ないのかと思ったりもします。
思えば、70年余にも亘ってプロ野球と言うプロスポーツの一つが国民的娯楽であったことが、奇跡的な事態で、今後は「数ある娯楽の一つ」として確固たる地位を確立する方が現実的と言うものでしょう。これまでの正力・務台体制は巧妙だったのでしょう。読売巨人軍の栄光と共にプロ野球は発展し、それが読売新聞の拡販ツールにもなりました。
ただ、「巨人戦中心」のビジネスモデルは、煮詰まっています。それは、端的にFA制度をフル活用した読売の野球が魅力がないものになっていることに起因します。しかも、その補強の結果、必ずしも強くなってはいないことが致命的でした。単純に、補強ポイントを間違えた、と言うことだとは思います。
渡邊氏は巨人をどうしたいのでしょう。野次馬的な興味ですが、関心はあります。言行がいちいち奇抜に見えるところも渡邊氏の存在の「面白さ」を際立たせています。しかし、ドル箱の「巨人戦放映権」の魅力が大幅に減じている今、他球団は地道な地域密着に活路を見出しています。どうする渡邊氏、手はあるのか。
T.D.
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/115387/5958614
この記事へのトラックバック一覧です: 渡邊恒雄氏を考える:
» 古田選手兼任監督、やるべきだ。 [SUPER-X.COM]
こんばんわ、super_xです。
たまには、政治ネタ以外を…って、思っていたのですが…
野球ネタは、トラにマジックが点灯したそうで…
もう、次期監督選びに話題は移ってきたようです。
阪神ファンの皆々様は、虎一色のようですが…
日本シリーズの展望としては、ダイエーじゃなく…ソフトバンクVS阪神ってトコになる予感です。
おっと、次期監督でした…
まずは、赤ヘル軍団…
コウジ山本も、今期限りとか…
... [続きを読む]
受信: 2005年9月17日 (土) 16時29分

コメント