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2005年9月14日 (水)

道路公団「改革」を今考える

小泉改革でふと頭をよぎるものに道路公団改革があります。日本道路公団の総裁であった藤井治芳氏が更迭された事件。何とも悪役イメージが付着してしまった「あの藤井氏」です。対立していたのは時の国土交通大臣・石原伸晃氏。対立軸としては明解です。悪玉対善玉。しかし、ちょっと待った、です。

本当にこんな分かり易い話だったのでしょうか、あれは。公団の民営化に際してポイントとなるものには国民の負担するコスト、民営化後の採算性等が挙げられます。しかし、話はそうなっていなかった印象。藤井氏の悪役イメージが膨張して報道される日々。公団総裁の任期満了を待っていれば黙っていても辞めることになる藤井氏を敢えて切ることで、改革が前進している印象操作が行われたのではないか、と私は思います。

「道路公団に財務諸表はない」(藤井氏発言)が取り沙汰されましたが、そりゃそうです。道路公団はそもそもが資産超過ですもの。それに、民間基準での財務諸表はないでしょう。悪役イメージが付くと何もかも悪く見られがちな一例。私は、藤井氏を擁護しているのではなくて、冷静に判断したいと思うだけです。ワンフレーズで括られる二項対立に欺かれないように、です。

T.D.

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コメント

今の法案だと郵政民営化も殆ど同じ事になりそうな気がします。
これほど民意で民営化を支持されたのですから、今の修正された骨抜き法案でなく原点に還った法案に戻すべきと考えます。
多分、もう民営化に反対する議員はいない筈ですから・・・。

投稿: copi. | 2005年9月14日 (水) 10時32分

copi.さん、コメント有難うございます。
筋論からすれば、原案で可決が民意の反映と言うことになると思います。こればかりは小泉さんも拘っていた法案だけにそうなる可能性は高いような気はしますが…。

小泉内閣の「改革」は、自民党が喧伝しているほどには実質的に改革ではない案件が道路公団に限らず多いように思われることは確かですね。

T.D.

投稿: tropical_dandy | 2005年9月14日 (水) 11時21分

TB有難うございます。
藤井さんは本当に今何処に?
小泉劇場の出演者のお一人。
出演が終わったら、何も責任も取らずに何処かへ。責任を取らずにというか、小泉さんも責任をだれにも取らせずに幕をおろしてしまった。
藤井さんの後の近藤さんも何をしているのでしょうね。

投稿: koukei | 2005年9月17日 (土) 23時52分

koukeiさん>
コメント有難うございます。まさに藤井さんはどこに?ですね。小泉劇場において改革を前進させるために祭り上げられた「抵抗勢力」であったのだなぁとの感を強くしています。結局、道路公団改革はどうなったのか?現在の近藤さんには果たしてそれ程の咎があるのか?実質的な検証が必要だと考えます。

T.D.

投稿: tropical_dandy | 2005年9月17日 (土) 23時56分

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