追悼・小倉昌男さん
今年逝去されました、ヤマト福祉財団の小倉昌男さんの「お別れ会」が今月8日、東京都内で執り行われました。
小倉さんは、憧れの方であり、私は深い畏敬の念を持ち続けていました。非常に質素で、無名の個人にも公平に接する方でもありました。経営者としても一個人としても大変尊敬しておりました。所謂「財界人」といった範疇を超えた方であったと思っています。
小倉さんの書かれた『経営学』を読んだときの衝撃は、今でも忘れ難いものがあります。考えに考え抜かれた発想、「サービスが先、利益は後」という揺ぎ無い理念、そして当時の郵政省が圧倒的な市場占有率を誇った宅配便事業への不退転の決意での参入。コストを度外視したスケールメリットで事業展開が可能な官公庁事業に参入して、小倉さんは揺るぎません。
しかし、当時の運輸省が許認可権限で免許申請を遅滞させます。小倉さんの経営者としての姿勢は「不条理との闘い」であり「使命感を放棄した行政との闘い」でもありました。ヤマト運輸は運輸省を相手に引くことはなく、遂には同省を相手取って行政訴訟を提起します。この小倉さんの決意の前に、運輸省は引かざるを得ませんでした。
ヤマト運輸の経営から退いた後は、自らの寄付によってヤマト福祉財団を設立、今度は働く障害者のための労働条件の改善のために粉骨砕身します。
小倉さんは自らのミッションに忠実にその生を全うされた方であったと思います。私が小倉さんから学んだことはとても短い紙幅では表現することはできません。天に召された小倉さん、安らかにお休み下さいますよう、心よりお祈り申し上げます。
T.D.
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» ヤマト財団の話に関連して [「風と大地」]
久しぶりにトラックバックがきました。
ヤマト財団のお話関連です。
詳しくはTB先をご参照下さい。
11日は奇しくも地元の障害者向けの共同作業所「阿蘇きぼうの家」に行きました。スタッフの方しかいらっしゃらなかったんですが、近況報告して帰ってきました。
その帰りに地元の社会福祉協議会に寄りました。
話があったんですがその中で温めている話を少しだけしました。
ヤマト財団には及びませんが、パソコンに関するスキルが素人さんより少しだけある私は、地元の仕事がない若者や障害者や主婦など... [続きを読む]
受信: 2005年8月12日 (金) 02時38分
» クロネコヤマトのもう一つの顔。障害者支援 [「風と大地」]
クロネコヤマトの宅急便の生みの親・小倉昌男さんが先日お亡くなりになられました。
商売をしているものとしてはあの人の本は一度読まなくてはいけないなあと思いながらも、今に至る。これを機会に読んでみようと思います。
小倉さんは10年前にヤマト運輸の経営から身を引き、私財を投じて、障害者自立支援のために奔走なさっておいでだったそうです。
障害者の作業所などの賃金は、私の場合精神の事しか分かりませんが、自給100円ぐらいだと記憶しています。
その実態を小倉さんは知って、ならば月10万円稼げ... [続きを読む]
受信: 2005年8月12日 (金) 02時52分
» クロネコの元社長 [臨床検査技師の日々]
6月30日に宅配便の生みの親で運輸行政の規制に徹底抗戦してきたヤマト運輸元社長の小倉昌男さんが腎不全のため亡くなられた。
宅急便の会社の中で私はヤマト運輸が1番好き{/hearts_pink/}
他の会社より対応の感じがイイから{/hiyo_en2/}
そうそう,今日から7月スタート。今年もあと半分だぁ{/roket/}... [続きを読む]
受信: 2005年8月12日 (金) 06時06分
» クロネコヤマトの宅急便 逝く [天河夢想]
ヤマト運輸前会長 小倉昌男氏が腎不全のため滞在先のロサンゼルス市の長女宅で逝去。享年80歳。
今では当たり前のように皆が利用している宅急便を作り上げた功労者。監督官庁相手に一歩も引かず、行政訴訟を起こして路線免許取得を勝ち取った。
会社経営を退いた後には....... [続きを読む]
受信: 2005年8月12日 (金) 06時22分
» 小倉昌男氏死去 [空。jetblue]
私が生き方に共鳴を受けた方で、本当にすばらしいと感じている
経営者は、ヤマト運輸を世に出した小倉さんでした。
本日、新聞で亡くなったことを知りまして、また日本から大切な存在が
ひとつなくなってしまったなあと悲しくなりました。
本当に志を追求し続けた一生を送ら... [続きを読む]
受信: 2005年8月12日 (金) 07時55分
» 自ら語る小倉昌男の経営哲学 日経べンチャーDVD BOOKS [「このビジネス書は読んでおけ!」日記]
自ら語る小倉昌男の経営哲学
購入は画像↑をクリックしてください。
こんにちは、暑い日が続きますね。シャラップです。
たった2日間・・・の夏休みを終えてしまいました。
例年通り、少ない夏休み。もう少し休みたいのですが・・・。
というわけで、今日からまたやりますよー!
今日はこの本!というかDVDブックス。
先日の原田隆史氏同様、最近このようなビジュアルブックが
増えています。
<作品紹介>
「自ら語る小倉昌男の経営哲学 日経べンチャーDVD BOOKS」
日... [続きを読む]
受信: 2005年8月18日 (木) 09時35分
» “Mr.規制緩和”、安らかに眠れ(夢幻人) [アール学派]
6月30日、官との戦いにもっとも熱かった小倉昌男氏が永眠した。
“くろねこヤマトの宅急便♪”を世に広めた男として、テレビで取り上げられていたのを覚えています。
◆プロジェクトX
:「腕と度胸のトラック便」(第54回2001年5月29日放送分)
◆ガイアの夜明け:
「金儲けで福祉を... [続きを読む]
受信: 2005年8月26日 (金) 18時22分

コメント
TBありがとうございます。
みんな思っていることでしょうが、改めて著書を再読するいい機会ですよね。『経営学』は文庫にもなりました。
ご冥福をお祈りするのは当然としても、志を継ぐことこそ、小倉さんを尊ぶことになるのでしょう。なかなかそこができなくて、はがゆい思いをしていますが。
投稿 お疲れ | 2005年8月12日 (金) 10時17分
TBありがとうございます。
「お疲れ」さんも書いていますとおり、少しでも彼の志を継ぐことこそが、重要だと思います。
忘れないようにして生きていきましょう。
投稿 newcountry | 2005年8月12日 (金) 11時53分
TBありがとうございます。
革新的なビジネスで暮らしを豊かにし、
そこで得たお金をまったく違うところに
注ぎ込む。
(知的障がい者の就労支援)
この生き方、憧れますね。
真似が出来ませんけれど。
投稿 サウスポー | 2005年8月12日 (金) 12時29分
TB有り難うございます。
正攻法で事業で成功する人は数多いるでしょうが
富の再分配まで実践できる方はそう多くはないです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
投稿 カスカビアン | 2005年8月12日 (金) 22時48分
TBありがとうございます。
逆境に立ち向かう小倉さんの姿と、創りだしたサービスは、明るい未来を創っていくものだと思います。
newcountryさんのおっしゃるとおり、意志を継いでいくことが重要ですね。
投稿 2005-2020 | 2005年8月13日 (土) 14時40分
TBありがとうございました。
これまで小倉氏の著書を何冊か読みましたが、どれもこれも感動する著書ばかりでした。世の中が郵政民営化で騒いでいる最中にお亡くなりになったことは、とても残念なことだと思います。
もし郵政族の人たちが小倉氏のように社会に貢献されていれば、きっと国民のほとんどは郵政民営化反対になるでしょうね。
規制を壊し、新しいビジネスを創り、国民生活に欠かせないサービスを創り、そして福祉に力を注いだ小倉氏は、いつか伝説の人物になうでしょうね。
投稿 気づき塾 君島 | 2005年8月13日 (土) 15時28分
T/B(トラックバック)ありがとうございます。
かつてヤマトの商売敵であった郵政が
今や民営化ということで、時代も変われば変わるものです。
しかし、今になって慌てるよりも、
好敵手のヤマトから郵政側が学ぶことは
あったと思います。
トヨタ式の改善に面食らっている様では
民間企業としてはまだまだひよっこですね。
また面白い話題がありましたら、
T/Bやコメントをお願いします。
投稿 【MyPersonalLinks+】 | 2005年8月14日 (日) 07時29分
皆さん、コメント有難うございます。
改めて、小倉さんが残されたことの大きさを痛感しております。経営者としても個人としても、多くのことを学ばせて頂いたことはエントリーにも書かせて頂きました。後は小倉さんから学んだことを今後どう活かしていけるかだと、皆さんのコメントを拝読させて頂きまして、思いを新たにしております。どうも有難うございました。
T.D.
投稿 tropical_dandy | 2005年8月15日 (月) 04時18分